波佐見焼の絵付け職人のしごと|器に表情を生み出す手仕事
- takayamahasami
- 1 日前
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波佐見焼の器づくりには、はわき、絵付け、施釉、焼成など、さまざまな工程があります。
高山では、素焼きされた器が届いたところから、工場での作業が始まります。
これまでに、素地の表面を整える「はわき」や、やわらかいパッドを使って器に絵柄を転写する「パッド印刷」、職人の手で行う「下絵付け」の工程をご紹介してきました。
今回ご紹介するのは、器に絵柄を描き、表情を加えていく「絵付け職人」の仕事です。
| 絵付け職人のしごととは

絵付けとは、器の表面に模様や絵柄を描いていく工程です。
器の形や大きさ、デザインに合わせて、筆や道具を使いながら一つひとつ丁寧に作業を進めていきます。
同じ柄を描く場合でも、器の丸みや線の位置、色の濃淡によって、仕上がりの印象は変わります。
そのため、絵付けの仕事には、技術だけでなく、経験に基づいた感覚も必要です。
完成した器を見たときに感じるやわらかさや温かみは、こうした手仕事によって生まれています。
| 器に表情を加える大切な工程

絵付けは、器の印象を大きく左右する工程のひとつです。
シンプルな線、細かな模様、色の重なり、余白の取り方。ひとつひとつの要素が、器全体の雰囲気につながります。
また、器は平らな紙とは違い、丸みや深さがあります。
そのため、描く位置や筆の動かし方を確認しながら、器の形に合わせて絵柄をのせていく必要があります。
一見すると同じ作業の繰り返しに見えるかもしれませんが、実際には器の形や状態を見ながら調整を重ねる、繊細な仕事です。
| 手仕事だからこそ生まれる表情

絵付け職人の仕事には、手仕事ならではの表情があります。
同じ柄であっても、筆の運びや色の出方によって、わずかな違いが生まれます。
その違いは、決して大きく目立つものではありません。しかし、器を手に取ったときのやわらかな印象や、日々の食卓になじむ雰囲気につながっています。
波佐見焼は、日常使いの器として多くの方に親しまれてきました。
使いやすさを大切にしながら、暮らしの中で自然に楽しめるデザインを形にしていくこと。
それも、絵付け職人の大切な仕事です。
| OEMの商品づくりを支える絵付けの技術

高山では、自社商品の製造だけでなく、OEMによる器づくりにも携わっています。
OEMでは、お客様からご相談いただいたデザインやイメージをもとに、実際の器にどのように表現するかを考えていきます。
図案として見たときには成立しているデザインでも、器の形にのせると見え方が変わることがあります。
線の太さ、柄の位置、色の出方、余白のバランス。こうした細かな部分を確認しながら、実際の製造に適した形へ整えていくことが大切です。
絵付け職人は、打ち合わせで共有されたイメージをもとに、器に描いたときの見え方を考えながら作業を進めます。
お客様のご希望をそのまま形にするだけでなく、器としてきれいに仕上がるように調整していく。そこに、長年ものづくりに携わってきた職人の経験が活かされています。
| デザインを器に落とし込むということ

OEMの器づくりでは、デザインを「器に落とし込む」工程がとても重要です。
平面で見るデザインと、立体である器に描かれたデザインでは、見え方が異なります。
器のカーブ、深さ、口元の広がり、高台の位置。こうした形状を考えながら、どこに柄を配置するか、どの程度の大きさで見せるかを検討していきます。
また、焼成後の色の出方も考慮する必要があります。
陶磁器のものづくりでは、描いた時点の色と、焼き上がった後の色がまったく同じに見えるとは限りません。
そのため、絵付けの現場では、これまでの経験や実績をもとに、完成後の見え方を想像しながら作業を行います。
| 工場で行われる、ものづくりの一場面

高山の工場では、器の形やデザインに合わせて、絵付けの作業が行われています。
筆を動かす手元、器を持つ角度、線を引く位置。その一つひとつに、職人の経験が表れます。
完成した器だけを見ると、どのような工程を経て作られたのかは分かりにくいかもしれません。
しかし、ものづくりの現場では、こうした細かな作業の積み重ねによって、器の表情がつくられています。
| 工場見学で見られる波佐見焼の製造工程

高山では、波佐見焼の製造工程をご覧いただける工場見学を行っています。
普段使っている器が、どのような工程を経て完成していくのか。実際の作業を見ることで、器づくりの流れや、それぞれの工程の役割をより身近に感じていただけます。
絵付けの工程は、器に表情が加わっていく様子が分かりやすく、ものづくりの魅力を感じていただきやすい工程のひとつです。
また、OEMやオリジナル商品の制作をご検討の方にとっても、実際の現場をご覧いただくことで、デザインが器になっていく過程を具体的にイメージしていただけます。
| まとめ
絵付け職人の仕事は、器に模様や色を加え、表情を生み出す大切な工程です。
器の形やデザインに合わせて、一つひとつ確認しながら作業を進めることで、日々の食卓になじむ器がつくられていきます。
また、高山ではOEMによる器づくりにも対応しており、お客様のイメージを実際の器として形にするために、絵付けの技術や職人の経験が活かされています。
完成した器の背景には、目に見えるデザインだけでなく、それを支える職人の手仕事があります。
波佐見焼の工場見学では、このような器づくりの現場を間近でご覧いただけますので、ぜひ、器ができあがるまでの工程を実際に見て、波佐見焼のものづくりの面白さを感じてみてください。



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