2022年春に弊社敷地内で、発掘イベントが行われました。こちらは沢山の方へご参加いただき大盛況で終わることが出来たのですが、なぜ土の中へ陶器を埋める事になったのか。
今回は少し詳しく調べてみたいと思います。
窯元の4代目、アドバイザーの高塚によると「祖母から聞いた話なのですが、戦時中に統制経済になって、焼きものをつくる数が制限されていたんです。そのころに、つくりすぎてしまった焼きものを埋めたのだそうです」
戦時中に生産を制限され、日用品である器たちは行き場なく埋められた、という事なのでしょうか。想いをもって造られたものだからこそ、廃棄するには至らなかったのかもしれませんね。
そこから過ぎた月日は80年。
4代目の高塚も、祖母からの言い伝えのような形で聞いてはいたものの、実際どうなのか調べたことは無かったそう。
事業継承する流れの中、戦時中に埋められた陶器を発掘しようと、今回のイベントへ繋がっていったんですね。
発掘はつづく・・
今回のイベントでは、すべて発掘する事はできませんでした。
長崎新聞によると「4000個以上」とも書いてあり、専門家によると「まだ色々な種類が出てきそう」との事。
歴史的にも興味深い出土された椀たち。
これからも皆様と発掘を楽しめるように、様々な企画を考えたいと思います。
お楽しみに!
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