くらわんかの時代
1690~1860年代
1690年代には中国の内乱がおさまり、再び中国産のやきものが海外へ輸出されました。
海外から注文が多かった肥前窯は、国内向けのやきものを多く生産するように、方向転換していきます。
この年代の染付のうつわは、一般に「くらわんか茶碗」と呼ばれ、日本中の人々に親しまれました。
江戸時代の終わり頃には、世界有数の巨大窯を築いて、くらわんか茶碗を大量に生産、やきもの1個当たりの値段を下げ、それまで高価であった磁器を庶民が購入できる安い品物へと変えていったのです。
磁器を庶民に広く普及させるのに大きな功績を残し、また、日本のやきもの文化へ多大な影響を与えたといえます。
現在、私たちは普段なにげなく磁器の器を使っていますが、その礎を築いたのは波佐見だったんですね。
インスタグラムでも、同内容で投稿しております。
是非ご覧くださいませ。
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