青磁の時代
1630~1650年代
1630年代に入ると、肥前(現在の長崎県・佐賀県一帯)の窯は、陶器生産を主体とした窯が廃止され、以降は磁器の生産が主流になります。
この年代の波佐見の窯には、三股古窯跡、三股青磁窯跡などがあります。
白磁、染付も生産しましたが、草花などの文様を掘り出した青磁が多く作られました。また、牡丹や梅樹の形を貼り付けたシックな製品も作られました。技術的に、肥前でトップレベルの青磁であったことは間違いありません。
また、この窯で生産されたと考えられる青磁は、全国各地の裕福な人々の住居跡から出土しており、当時かなりの高級品であったと思われます。
その事からも、今から約350年も昔に、波佐見では非常に優れた青磁を生産していたのがわかりますね。
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是非ご覧くださいませ。
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